Archive for the ‘日本文化’ Category

忘れられた日本

2015-08-03
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●レビュー

ドイツの世界的建築家タウトが1933年から3年間、日本に滞在した時の見聞記。

桂離宮、伊勢神宮、床の間、などを事例に日本人の心象・季節感などを語る。

※ブルーノタウトの目の付け所に感動しました。

日本人に生まれて良かったと思う本です。

もっともっと日本のことを学びたいと思います。

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内地へよろしく

2015-07-30
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●レビュー

海軍報道班として南洋を訪れた画家久松三十郎の目を通してみた、戦地や内地の区別なく実直で真摯な人たち、命を惜しまず人に尽くす人たち。
そこでは、戦時下の日常が淡々と描かれている。月並みな言い方ではあるが、極力感情を抑えた筆致ゆえに、人々の喜びや悲しみが浮かび上がってくる。

『この世には、自分は少しも人の為にならず、人の犠牲や労力だけを思うさま受けて死んでゆくものも多いが、どん助にしろカムローにしろ、また磯吉にしても、自分のことはなるたけ身をちぢめ、ただもう人の為になるようにばかり生まれついて来た人たちなので、こういう人たちの徳がまだ脈々と日本の隅々を貫き流れている間、日本は断じて戦争には負けぬのだと思い、日本という国の人知れぬ成長の源をみるような気がした』

なにかと騒々しい昨今ではあるが、日本を守れと言う人も、戦争反対と言う人も、この本を読んでもういちど自分自身の生き方を振り返ってはどうだろう。
人の為に何かしようと思ったら、自分の都合を勘定に入れちゃいけない。はたして今の日本の賛成/反対はどちらもその心を持っているのか?

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東京に暮らす 1928-1936

2015-07-06
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●レビュー

 歴史の転換期にいる今こそ、我々は正しい歴史を知らなければいけない。しかし残念なことに「歴史に学ぶ」ための本の多くは、歴史を動かした人たちの行動分析にすぎず、そうでなければ伝統文化を「仮想」し現代的な尺度で「解釈」を加え「教訓」めいたいい話にすり替えたものにすぎない。

 たとえば、幕末明治の頃の庶民はどうであったのか。名もなき人たちのおおらかさにこそ、僕たちの忘れてしまったものがあるのではないか。
 僕たちはこの本を、何かしら忘れ物を取りにもどるぐらいの気持ちで、ゆったりと読むべきなのかもしれない。歴史という名の教科書を捨てよう。
 過去の名も無き人々の喜びや悲しみに、寄り添って行こう。

『私は暇人なのでこんな遅いサービスでも構わないのですが、もっと迅速にサービスが行なわれるようになっても、以前からの礼儀正さと、本が売れようが売れまいがそんなことはどうでもよいという大らかさを失わないで欲しいと思います。
 最近は口先のうまい商売ばかりで、こういうまじめな商売は少なくなってしまいましたが、感じがいいし、売ることしか考えない商売よりも結局は人々の信頼を得ることになるでしょう。(本分より)』

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