Archive for the ‘児童書’ Category

ぼくは貝の夢をみる

2015-05-09
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●レビュー

幼い頃から貝を集めるのが好きだった著者。

幼い頃は周囲の人も温かい眼で見守ってくれていたのに、成長するにつれ、周囲の反応は冷たくなり、悩みます。

貝の収集をやめようと思いながらもやっぱり好きで続けます。

好きなことを続けることがめぐりめぐって、今の自分につながっていることに大人になって気がつくというお話。

著者が描いている様々な貝や風景のイラストも素敵です。

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つづきの図書館

2015-04-25
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●レビュー ※ネタバレあり

この本の主人公は、人付き合いが苦手で生きるのが下手な40代のバツイチ女性桃さんです。

桃さんは、身寄りのない伯母さんの介護のために、生まれ故郷に戻り、小さな図書館別館で仮採用司書として働き始めます。

この小さな図書館では、おかしなことがおこっていました。そのせいで、司書さんも次々と辞めていたのです。

そのおかしなことというのは、本の中から裸の王様やあまのじゃくなどなど、登場人物が飛び出して、かつて自分の絵本を読んでくれた子どもたちを探そうとするのです。

本から勝手に出てきた登場人物が探そうとするのは、みな何かを抱えているような子どもたち。桃さんは、裸の王様やあまのじゃく達と一緒に、その子達の「つづきのお話」を探していきます。

自分が読んだ本の登場人物が、ずっと自分のことを気にかけてくれていて、大きくなった自分を探しに来てくれるって、なんて素敵なことでしょうか。

私も自分が子どもの頃に読んだ本の主人公に今の自分を探しに来てもらいたいな~と思いました。

そして、この本は桃さんのつづきのお話もあるのです。不器用で、あまりいいことのない人生を歩んできた桃さんですが、裸の王様たちと人探しをしていく中で、桃さん自身も変わっていきます。

この本は、漢字にルビがふってある子ども向けのお話ですが、子どもだけでなく、すべての不器用な大人のために書かれた本であるような気がします。

誰しもが、子どもの頃に絵本を読んだ楽しい時間を思い出すような素敵な本です。

是非ご一読ください。

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