Archive for the ‘か行-出版社’ Category

三国志1~8巻

2016-07-14
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●レビュー

ご存知、中国の魏呉蜀の三国の争いをそれぞれの立場から話が進む、歴史小説です。
「劉備の桃園の誓い」から、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」までの、人間模様や人に生き死にを、臨場感溢れる表現力で伝えてくれます。

特に、活躍していた武将たちが時とともに老いていき、また夢途中で無念の死を遂げたりと、あらゆるところで人の最期を感じられる、まさに死生観を養う本であるとも言えます。

それぞれがそれぞれの正義で戦い、強さや知略に憧れる、そして人間味のある行動に同感し、または反面教師となる逸話もふんだんに入っており、読み応えも十分です。

歴史が詳しくない方でも、登場人物の多ささえ克服できれば楽しく読める内容です。

著者の吉川氏の熱き思いが、甦ってきます。

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アヴェ・マリアのヴァイオリン

2016-07-12
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●レビュー

14歳の少女がひとつのヴァイオリンとの出会った。

それはアウシュヴィッツの強制収容所で音楽隊だったユダヤ人の少女・ハンナが持っていたものだった。

一丁のヴァイオリンが、戦火をくぐり、数奇な運命とご縁を生み出す。

著者の香川よしこさんもこの小説で不思議なご縁を引き寄せておられます。

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書斎の鍵

2015-08-10
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●レビュー

この国に生まれたということは、かけがえのない資産なのだと、喜多川先生は書かれていたが、誰もがとうていその恩恵には気づいていまい、と思われる表情である。
もったいないほどの識字率、そしてそれを支えた文化、感受性をも放棄していないだろうか。

人生を作るのは習慣だという。
言葉の習慣、思考の習慣、感じ方の習慣。
文明を越えた尊い習慣に恵まれた私たちは、それだけでもう、まれにみる資産家だ。

果たして文明の利器により、人類は楽になったのであろうか?
携帯電話の普及により、連絡の付かない時間は皆無となり、家電製品の普及は生活形態の複雑化を招いていないか?
身近な例をとれば、お掃除ロボットを買ったはいいが、それがスムーズに動く部屋を目指して、お掃除セミナーを受けると言うもの。なんだかややこしいのである。

電車の中でも、みなさん、とても忙しそうだ。
寸暇を惜しむトークチェックだろうかゲームだろうかスクリーンを見る目はただごとではない。
私が開こうとしている伝記的エッセイよりは余程急を要するようにお見受けした。

それでも、本はいい、と私は思う。
二つも先のドアから入ってきたおじいさんに気づき席を譲ることができるから。
ドアに片方の肩を預けながら、よし!この本も私の書斎入り決定だ。
そんな思いが、この車両にいる誰よりも明るい表情を連れてくる。

書斎という概念を変えてくれたことに、私は何よりもお礼を言いたい。
お風呂にはいるように、本のシャワーを浴びて、きょうも書斎向けの本を探すのだ。

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内地へよろしく

2015-07-30
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●レビュー

海軍報道班として南洋を訪れた画家久松三十郎の目を通してみた、戦地や内地の区別なく実直で真摯な人たち、命を惜しまず人に尽くす人たち。
そこでは、戦時下の日常が淡々と描かれている。月並みな言い方ではあるが、極力感情を抑えた筆致ゆえに、人々の喜びや悲しみが浮かび上がってくる。

『この世には、自分は少しも人の為にならず、人の犠牲や労力だけを思うさま受けて死んでゆくものも多いが、どん助にしろカムローにしろ、また磯吉にしても、自分のことはなるたけ身をちぢめ、ただもう人の為になるようにばかり生まれついて来た人たちなので、こういう人たちの徳がまだ脈々と日本の隅々を貫き流れている間、日本は断じて戦争には負けぬのだと思い、日本という国の人知れぬ成長の源をみるような気がした』

なにかと騒々しい昨今ではあるが、日本を守れと言う人も、戦争反対と言う人も、この本を読んでもういちど自分自身の生き方を振り返ってはどうだろう。
人の為に何かしようと思ったら、自分の都合を勘定に入れちゃいけない。はたして今の日本の賛成/反対はどちらもその心を持っているのか?

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究極の身体

2015-07-06
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●レビュー

足裏のどこに重心があるのが正しい立ち方なのだろうか。

踵を少し浮かせた状態が、スポーツの際のすぐに動くことができるニュートラルポジションだと信じていた。

しかし、「究極の身体」使いができる達人は、違うのだ。 (えっ?!って思いました)

考えたこともないことや、考えてもわからなかったことがたくさん書いてある本です。

凡人と達人とは、根本的にこんなにも違う!目からウロコの連続です。

科学的にも非常に合理的な身体使いだということが本を読むとわかります。

人体の奥深さにはまります。

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