Archive for the ‘は行-本’ Category

ぼくの命は言葉とともにある

2015-11-16
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●レビュー

著者の福島氏は、9歳で失明をし、18歳で聴力も無くした「盲ろう者」。
コミュニケーションの手段を断たれた著者は、苦難、困難を乗り越え、現在は東京大学教授となっております。
視覚も聴覚もなくなると、ひとり宇宙空間にいる感じとおっしゃっていますが、外部の情報が完全にシャットダウンされているからこそ、しさく(思索)を深めることができる。
その考え、思索がとても深い。
とても衝撃的な一冊でした。

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フェルマーの最終定理

2015-07-31
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●レビュー

「読書のすすめ」で一押しの「岡根芳樹オススメ営業パーソンへの裏本の中の一冊。
恐らく読書普及協会の中で片手くらいの人が読む本として選んだ次第です。

人間ってすごいですね。

「すごい」を才能と言ってしまえば身もふたもありませんが、少年の日にふと目に留まった問題を何十年もかけて解く。少年の日のひっかかりなんてとうに忘れてしまったおっさんはこのことだけでも涙が出ます。

しかし、本当に感動したことは、自分のが専門としていない領域の組み合わせで問題が解決することです。目の前にある大きな問題は、過去からの蓄積、誰かの知恵、自分の能力、そしてこれらが組み合わさって解決する瞬間を迎えるのです。
自分の経験だけでなく、古くからの教え、他人の知恵、力を組み合わせて、でもやっぱり最後は自分で決めるのです。
他人に決めてもらうのではなく、自分で決める。
こうやって人間は進歩してきたんだな、と分かります。

大きな進歩だけでなく、日々の暮らしの中の小さな進歩も同じです。

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人はなぜ突然怒りだすのか?

2015-05-18
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●レビュー

 帯のキャッチコピーは
 「ロシア軍特殊部隊の感情コントロール法を大公開!」

本書のテーマは、怒りのメカニズムの解明 と その対処法です。

著者の北川氏は、ロシアの軍隊格闘術「システマ」を創始者たちから学び、
日本でその普及に務めておられる方です。

システマとは、「自分も相手も傷つけない」というコンセプトを持った
ロシア生まれの武術・護身術で

現在では、一般人向きに
日常のトラブルに 即効で対処できる簡易リラクゼーション法として、
また 心身の能力を高める シンプルな鍛錬法として、
カルチャースクールなどでも学べ
日本でも 女性や体力のない人にも愛好者が増えているそうです。

日常でのトラブルで見舞われた際に
心身の動揺から シンプルなテクニックで 素早く平常心を回復し、
ハイ・パフォーマンス(良い働き)を可能にできるのが 特色で、

トレーニングでは
あえて「負荷・ストレスのかかった状態」をいろんな設定で 作り出し、
呼吸や シンプルな身体技法で リラックスさせていく事を
徹底的に学習するそうです。

本書は、特に「怒りから身を守る」をテーマに
「怒り」の発生のメカニズムを考察し、その対処法を紹介しています。

著者いわく、「あらゆる怒りの根っこには 恐怖心」がある、と。

大切なのは、
自分や相手の内面を 観察し、
震える恐怖心を そっと ほぐし 鎮め  解き放ってあげる事だと、説きます。

さらに実践編として 実際に 怒りのトラブルに 遭遇した場面を想定。

「自分の怒り」から、自分や 他人を 守る

「他人の怒り」から 自分や身近な人々を守り、怒っている当人をも守る。

場面ごとに 具体的な トラブル対処法が 紹介されています。

本書で紹介されるシステマのテクニックが ユニークなのは、

「怒り」を 決して 理性で抑えようとせず、
呼吸やシンプルな身体技法で
きわめて「生理的に鎮めていく」方法に特化している事です。

その一方で、
「自分も相手も 傷つけない」というコンセプトの根底には
ロシア正教(キリスト教の一派)の愛の哲学があるとされています。

(もちろん、実践にあたって、宗教的 信仰は 不要との事)

ハードな目標達成が求められる 軍隊のような環境で
一見 真逆の方向の 「怒りを沈める」テクニックが 採用された背景には、

「怒りを沈める」ことが、
心や体のパフォーマンスを存分に発揮させる鍵になる、
という視点が あったようです。

キリスト教の愛の哲学が、軍隊での格闘術に取り込まれ、
そのエッセンスが 洗練されて
現在は、庶民向きに
カルチャースクールでも 学べるという 不思議な状況 になっています。

本格的に やってみたい方は 教室で学べますが、
日常生活レベルなら
巻末に 掲載されている 初心テクニックだけでも
十分 役立つと思われます。

やさしさだけでは 物足りない、
ちょっぴりハードだけど 即効性・実用性のあるものがほしい
そんな方に オススメです。

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ぼくは貝の夢をみる

2015-05-09
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●レビュー

幼い頃から貝を集めるのが好きだった著者。

幼い頃は周囲の人も温かい眼で見守ってくれていたのに、成長するにつれ、周囲の反応は冷たくなり、悩みます。

貝の収集をやめようと思いながらもやっぱり好きで続けます。

好きなことを続けることがめぐりめぐって、今の自分につながっていることに大人になって気がつくというお話。

著者が描いている様々な貝や風景のイラストも素敵です。

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ぼくのニセモノをつくるには

2015-05-01
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●レビュー ※ネタバレ少し

みなさんは 藤子不二雄作 「パーマン」を ご存知ですか?

漫画だったり アニメだったりで ご覧になったことがあると思います。

その中で 主人公の少年が パーマンに 変身するとき

身代わりに コピーロボット というロボットが 出てきます。

コピーですから 外見は まったく見分けがつかないのです。

アニメでは コピーロボットの鼻の色が 違いますが・・・

では もし みなさんが 「あなたのコピー」を 作ってあげますよ と言われたら どのように説明しますか?

外見は コピーできるとして、中身はいかがですか?

私は こんな人ですって いくつ言えますか?

大人でも20以上は なかなか出てこないそうです。

そこで 私が オススメするのは

 「ぼくのニセモノをつくるには」 です。

自分のことなのに 自分以上に 家族や 友人のほうが 詳しくて

自分は 自分のこと 分からない・・・ということありませんか?

自分は話すのが苦手だと思っていたら、周りから 聞き上手だと言われたり、

自分は優柔不断だと思っていたら、まわりから慎重だとか思慮深いと言われり・・・

自分で 考えて 決めて 行動しても  周りの人は いろいろな受け取り方を しますよね。

それって どれが 本当のじぶんでしょうか?

全部 本当の自分ですよね。

物の見方を ちょっと変えてみる

視点を変えてみる

立って見る

座って見る

裏から見る

透かしてみる・・・・

そうやって

自分ものさしを ちょっと変えてみる。

ちょっとしたことで 世界観が 全く変わってきます。

そういう視点を変えるだけで 気がつかなかった 

日々の暮らしの中の 有難いこと、嬉しいこと、幸せなことが

どんどん発見できるのだと 思っています。

同じように見えていた毎日が とっても素晴らしい毎日に変っていきます。

それって特別なことがあるからでしょうか?

それは 自分自身の 見方が 変わったからだと思います。

そのきっかけのひとつとして

この絵本を 読んで いろいろなものさしを 持ってみませんか?

自分自身の可能性は 無限大です。

自分自身を どんどん掘り下げていきませんか?

最後にこの本が選ばれた アイある読書会がおこなわれた 山口県にちなんで

吉田松陰先生の言葉の現代語訳を 紹介します。

自分の外にあることは

求めたからといって、得られるものではありません。

外にあることというのは、

わかりやすく言うと、

「お金持ちになる」「有名になる」「人脈ができる」

みたいなことですが、

これらは 結局、得ようとして、

得られるものではありませんから、

ここに心を 尽くすのは馬鹿げています。

一方で、自分の内側にあるものは

求めれば、いくらでも得ることができます。

内側にあるものというのはー

人を思いやる気持ち。

損得を考えずに、やるべきだと思うことを やる気持ち。

礼儀を守る気持ち。

知らなかったことを 知ろうとする気持ち。

仲間との約束を 守ったり、本音を言い合ったりする気持ち。

これらの気持ちは、

求めれば誰でも無限に手に入れることができます。

そして求めれば求めるほど、

自分と 自分を取り巻く世界のことが 好きになるのです。

いくら費やしても、損はありません。

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