Archive for the ‘た行-本’ Category

『デザインの小さな哲学』

2019-02-19
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最近本を買うとき、中身と同じくらい大切にしているのが、見た目と手触り感。

先日、本屋さんの背表紙の森を散策しているときに、この鮮やかな黄色が目に飛び込んできた。

手に取ってみると、サラサラしていて気持ちいい。大きくない私の掌にもほっこりと収まる。

五感で味わえる一冊ですね。

中身もなかなかイケていて、「デザインは策略であり、詐術や悪巧みである」という1章から始まり、「物ならぬモノ」という意味シンな章で終わる。

デザイン本って、すでにとてもたくさん出版されていて、ちょっと飽き飽きしている皆さん。1920年チェコスロバキア生まれの「フルッサーのデザイン」を体感されてみてはいかが?

ここから、彼の『サブジェクトからプロジェクトへ』への飛翔もオススメです。今のお仕事にも新しい視点を見出せるかもしれませんよ。

#RNAに恋するOL

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『河原にできた中世の街』

2019-02-11
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ここで本紹介するようになって、家中の本棚を改めて眺めているんですが、我が家には、なにやらアヤシイ本が色々ある。

両親ともに理系なんですが、父の読書は全方位型。家には理系専門書はほとんどなくて、文系のばかり。

で、これ、かなりオドロオドロしい絵本。室町日本研究で有名な網野善彦さんが文、司修さんが絵をご担当された「絵のなかで日本の歴史を旅する本」です。

古美術の絵巻にあるような絵が1枚、見開き2ページにドーンと描いてあって、その下にその絵を数行で説明してあります。なので、私でも10分くらいで簡単に読めちゃいます。

昔の日本人がどんな世界観のなかで生活してたかを感じられるので、意外に楽しかったです。

高校のとき、歴史って完全に暗記科目でつまらなかったけど、これならイケるかも!

博物館とかに展示されてる絵巻たちを、みんなこんな感じで優しく解説してくれると、理系人間たちも博物館にももっと行きたくなるんじゃないかな。

このNPOで、そんな活動もありでは?

#RNAに恋するOL

 

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『天の鈴』

2019-01-17
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たしかな小説の名が共通の話題ででたとき、人はしばしばその人もたしかな人物ではないかと視る。

ところが『天の鈴』に関しては、まず上のようなことは起きないであろう。

あったとしたら、それは靈的な導きに他ならない。

それが故に、この真紅の一冊を人に贈られるときは注意されたほうがよろしい。

損得勘定に堕した神社を舞台としたなかでの純粋なる舞い表現は、読者の魂まで浄化させるお経に近い。

#リジチョー。

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蔦重の教え

2016-07-18
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●レビュー

この本は、読書普及協会の清水顧問が出版した「魂の読書」の中でも紹介されています。
サラリーマンである55歳の主人公、武村竹男(タケ)が会社から依願退職を命じられ、ヤケ酒を飲みお稲荷さんにオシッコを掛けていた時に、江戸時代にタイムスリップしていまう物語です。

そこで助けてくれたのが、江戸時代の出版業界の破天荒プロデューサー蔦屋重三郎(蔦重)です。
タケは蔦重の仕事を手伝いながら、人間として生きていくための処方を色々な出来事や考えを通じてひとつずつ気付いていきます。
今までの生き方では何が良くなかったのか。
蔦重の魅力ある生き方を目の当たりにして、タケも必死に生きていきます。

人生の「あがり」をどう捉えるか。それを考えさてくれる一冊です。

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東京に暮らす 1928-1936

2015-07-06
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●レビュー

 歴史の転換期にいる今こそ、我々は正しい歴史を知らなければいけない。しかし残念なことに「歴史に学ぶ」ための本の多くは、歴史を動かした人たちの行動分析にすぎず、そうでなければ伝統文化を「仮想」し現代的な尺度で「解釈」を加え「教訓」めいたいい話にすり替えたものにすぎない。

 たとえば、幕末明治の頃の庶民はどうであったのか。名もなき人たちのおおらかさにこそ、僕たちの忘れてしまったものがあるのではないか。
 僕たちはこの本を、何かしら忘れ物を取りにもどるぐらいの気持ちで、ゆったりと読むべきなのかもしれない。歴史という名の教科書を捨てよう。
 過去の名も無き人々の喜びや悲しみに、寄り添って行こう。

『私は暇人なのでこんな遅いサービスでも構わないのですが、もっと迅速にサービスが行なわれるようになっても、以前からの礼儀正さと、本が売れようが売れまいがそんなことはどうでもよいという大らかさを失わないで欲しいと思います。
 最近は口先のうまい商売ばかりで、こういうまじめな商売は少なくなってしまいましたが、感じがいいし、売ることしか考えない商売よりも結局は人々の信頼を得ることになるでしょう。(本分より)』

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